八朔
一番好きな果物は?と聞かれて一番に思い付くのは八朔です。
はっさくの何が好きか?って言うとそれは
甘いだけじゃなくすっきりとした酸味。
独特なほのかな苦味。
サクッとして食べ応えある果肉。
剥いた時の爽やかな香り。
艶々の上品な見た目。
最近は甘くて、果汁たっぷりの柑橘類が好まれるようですが
もちろんそれらも美味しいですけど、やっぱり甘酸っぱい八朔に戻ってきてしまうのです。
八朔は
万延年間(1860年)の頃、田熊町にある浄土寺の住職 小江恵徳上人の生家の畑に、
近所の家人が食べて捨てた柑橘の種から、2本の木が生えました。
せっかく生えたからとそのままにしていると実が成り、食べてみたところ、
独特の風味があっておいしかったということで、その後も食べられるようになりました。
これが後の「八朔」になります。
「八朔」と呼ばれるようになったのは明治19年で、
八朔の頃からから食べられたからと言われています。
八朔とは八月朔日の略で旧暦の八月一日のことです。
八朔ときくと、主産地は和歌山県ですが、原産地は広島県尾道市因島なんですね。
行ってみたいですね。因島でははっさく大福やはっさくゼリーなどたくさんのはっさくスイーツが作られ全国的にも人気です。
はっさくには普通の八朔と紅八朔と言うのがあるようで
「紅八朔」はその名前のとおり通常の八朔よりも外皮が紅く、果肉もほんのり橙色。
甘くてジューシーな果汁がたっぷり。
3月に向けてピークを迎えるようです。
これは八朔好きとしてはぜひ食べたいなぁ✨